旅行情報


又、アメリカでは、金鉱の発見などにより、「西部開拓」という大移動、旅行ブームを引き起こし、以後、放浪者、「ホーボー」や、ビートニックなどの運動でも旅、旅行は新しい文化の呼び水になった。
今日のように一般庶民に移動の自由が公には認められていなかった時代、人は宗教的な巡礼、神社仏閣への参拝を理由に旅をする事が多かった。
日本では、伊勢参り、善光寺参拝など、ヨーロッパでは、キリストの聖杯、聖遺物、やその使徒のだれかれの遺物が安置されているといわれる大寺院、修道院への巡礼が盛んに行われた。
その事を示す例として、日本の初期の鉄道は、伊勢への近鉄、高野山への南海、成田山への京成、高尾山への京王などというように、多くが社寺参拝のために作られた事が挙げられる。
旅行には、通常は目的地がある。
その目的地に行って、観光を楽しむ。
又、その移動過程を楽しんだり、移動中にも観光などを行なう事もある。
特殊な例では移動そのものが目的の場合もある。
旅行の種類としては、次のようなものがある。
現在は飛行機という空を飛ぶ交通手段も誕生し、地球の全ての場所が旅行の行き先へと変化していったのである。
エベレストや南極すらパッケージ旅行の目的地になりうる。
過去は交通手段が自分の足だけという時代、旅行を楽しむ余裕などなかった。
「東海道中膝栗毛」などを見るとよく分かる。
馬に乗る、船に乗るなどは、一般庶民には手が届かなかった。
内燃機関の発達により、自動車(自家用車・バス)での旅、自動二輪での旅が可能となる。
それにより船は船旅に利用されるだけでなく自動車・自動二輪の輸送用(フェリー)としても利用されるようになった。
鉄道が利用出来るようになると、一般人でも長距離の移動が楽に出来るようになった。
「たび(旅)」の語源は不明であるが、その意味上の共通性やアクセントの面から、「とぶ(飛)」との関係が疑われている。
回数を表わす助数詞「たび(度)」は「たび(旅)」が転じたものという。
戦後の日本では、1960年代の高度経済成長頃から一般人が旅行に出かけるようになった。
まず企業の従業員による団体旅行(いわゆる慰安旅行)が盛んになった。
目的地は大都会から数時間で行ける温泉地が多く、鬼怒川温泉、熱海温泉、白浜温泉などに巨大な温泉旅館が立ち並び温泉街が形成された。
又、長期間旅行をするための巨大なリュックサックを背負ったカニ族(狭い通路を横向きになって歩く事から)、オートバイツーリングのミツバチ族(“ブンブン”とエンジン音を響かせて東へ西へ走り回る事から)が主に北海道に現れた。
現在の日本では旅行の形態は多様化しており、各観光地では自分独自の特徴を打ち出して集客に務めているが、最近『癒し』を特徴とする観光地や施設が増えている。
人口減、高齢化社会を迎えていても年々海外旅行者数は前年度の記録を更新し続けている。
又、最近では宇宙旅行を計画・販売している旅行会社も現れるようになった。
それが、旅の旅行者への宿泊の世話や病人のケアからホスピス、病院を生み出す元になったり、又、近世に入ってからは、イギリスの裕福な市民層の師弟の学業の仕上げとしての「グランドツアー」、家庭教師同伴の長期にわたる海外遊学が、広く行われる様になり、それを世話する業者という旅行代理店が登場した。
今日も存続しているトーマス・クック社は当時の創業になる。
又、こうした流行が、明治以降の日本に輸入されて、学校の修学旅行になった。

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